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2022.03.26

「補聴器のレンタル」は、ゼッタイに活用すべし!

 イタガキでは、補聴器のご購入を検討中の方に、必ず「試聴」をしていただいています。補聴器は、いくらお求めになりやすくなったとはいえ、やはり数万円はする高価なもの。数千円で買える集音器と違って、お客様もご購入には慎重になりますよね。


 ですから、「試聴」はとても大事。
 イタガキとお客様のお互いの信頼関係のためにも、ぜったい必要です。


 そこでイタガキでは、一定期間、補聴器を貸し出し、「試聴」していただける「レンタル制度」をご用意しています。
イタガキの「レンタル制度」には、お客様のご要望によって2つのプランがございます。このコラムでは、イタガキでご用意している「レンタル制度」のプランを一つずつご説明したいと思います。

なぜ「試聴」が大事なのか。

 

イタガキでご用意している「レンタル制度」のプランをご説明するその前に、補聴器を店頭で「試聴」する意味、「レンタル制度」を利用してご自分の生活環境で「試聴」することの意味ってなんでしょう?

 

実は、5つの意味があります。

 

 

  1.  補聴器を使用できるかどうかを判断するため。
  2.  補聴器を装用することで、適した補聴効果が得られるか確認するため。
  3.  どちらの耳に装用すべきか、もしくは両耳に装用すべきか判断するため。
  4.  メーカーや機種によって音質が異なるのでどの機種が自分に合うか参考にするため。
  5.  補聴器の電池交換やスイッチボタンの操作の練習のため。

 

基本はこの5つを、実際の生活の中で補聴器を使ってみることで、自分に合った最適な補聴器をお選びいただくために「試聴」していただきます。

 

他にも挙げられるポイントがあるかもしれませんが、あくまで基本は、この5つ。ぜひ、この5つのポイントを意識して「試聴」してみてください。

 

それでは、イタガキの「補聴器レンタル制度」についてご紹介いたします。

 

2つの「補聴器レンタル制度」

 

イタガキでは、2つの「補聴器レンタル制度」がございます。

 

「試聴」も「レンタル」も、お客様によって、形状や種類、予算、レンタルしたい期間など、希望や要望は異なります。

 

イタガキでは様々なご希望に添えるよう、無料のレンタルプランや有料のレンタルプランなど、お客様のニーズに合わせて対応いたします。

無料 貸し出し

※画像はイメージです

 

1つ目の「無償貸出し」。

 

 

こちらは主に、補聴器の修理・点検でお預かりしなくてはならなくなった時に短期間ご利用になられる方が多いレンタルです。

補聴器の修理・点検で製造元に補聴器を送らなくてはならない場合だと、約10日~2週間と長い時間がかかる場合が多く、その間、難聴の方などには、たいへん不便を強いてしまいます。

そのようなことにならないようメガネのイタガキでは、ご希望のお客様すべてに、この「無償貸出し」を行っております。

 

 

ただし、制約がございます。

 

「耳あな型補聴器」をお使いの方でも、無償貸出し補聴器は「耳かけ型補聴器」とさせていただいております。

また、お預りした補聴器と補聴器の種類・グレードが、ほとんどの場合、異なるという点です。

さらに、メーカーカタログに掲載されているいわゆる「現行モデル」は大変申し訳ありませんが、無料貸出しは行っておりません。

 

 

ですから、「無償貸出し」の補聴器は少々古いタイプとなってしまうことが多いです。この点、ぜひご理解いただければと思います。

 

 

もちろん修理・点検ではなく、「自宅で試しに使ってみたい」というご要望にもお応えいたします。ただ、このケースにおきましても、お客様が補聴器の種類を指定することはできません。こちらも先に書きましたようにカタログに掲載されていない少々古いシリーズの補聴器となります。

 

 

購入を検討している場合で、「どの補聴器にしようか?」「どのグレードにしようか?」という段階の方には、この「無償貸し出し」制度は、不向きともいえます。

その場合は、この後に説明する「有料レンタル」を参考にしていただければと思います。

【メリット】

  • 無料で補聴器を試せる
  • すぐに借りることができる

 

【デメリット】

  • 耳かけ型補聴器しかない
  • 購入を検討している補聴器を借りることができない
  • 少し古い補聴器しかない
  • 試せる期間が短い

2週間 有料レンタル

※画像はイメージです

 

もうひとつの「2週間有料レンタル」についてご説明いたします。

 

 

こちらは「試聴」でも2週間という一定の時間をかけて、補聴器をお使いになるであろう生活環境下でお使いいただけることが大きなメリットです。

 

 2週間のレンタル料金は補聴器1台3,000円(税込3,300円)~4,000円(税込4,400円)です。

 

この「2週間レンタル制度」では補聴器メーカーで所有しているレンタル用補聴器を取り寄せてお使いいただきます。

受付、補聴器選定、補聴器の音出力調整のための聴力測定、補聴器の調整は、私どものメガネのイタガキ各店で行います。

 

 

例えば、補聴器メーカーの「GNヒアリングジャパン」では、インターネットを使用してオンラインで申し込み、お客様がお住まいの最寄りの店舗を紹介するということも行っていますが、結局は店舗へ出向き、補聴器の選定や、補聴器の調整のため聴力測定をする必要があります。

 

この「2週間の有料レンタル」の最大の利点は、試してみたい好きな補聴器を指定してレンタルできることです。

残念ながら、耳型を採取して形を作る「オーダーメイドの耳あな型補聴器」のレンタルはありませんが、「耳かけ型補聴器」の場合、購入を検討している補聴器のグレード別比較や、補聴器メーカーを変えてレンタルをすれば、メーカーの違いによる補聴器の音質や音色、機能の違いも比較することが可能です。

 

 

補聴器メーカーの「シグニア(旧称シーメンス)補聴器」では、オーダーメイドではありませんが、「既製 耳あな型補聴器」のレンタルも行っています。「耳あな型補聴器ってどういった感じなの?」「耳あな型補聴器ってマスクの邪魔にならないって聞いたけど試してみたい。」という方にはぜひご利用いただければと思います。

 

 

オーダーメイドの「耳あな型補聴器」を希望している方でも、補聴器のシリーズ別による音の違いやグレードによる機能の差を体験できるというのは大きなメリットです。

一方、デメリットとして、少々時間がかかるという点が挙げられます。

 

 

2週間有料レンタルの流れとして、

 

  1.  店頭で受付・聴こえについてのヒアリング
  2.  補聴器調整のための聴力測定
  3.  補聴器の種類選定
  4.  補聴器メーカーへレンタル希望の補聴器の在庫があるか問い合わせ
  5.  「在庫あり」なら取り寄せ(在庫なしの場合は、お待ちいただく 違う補聴器を選びなおす)
  6.  後日メガネのイタガキの店頭にてお渡し

 

という流れになります。

 

 

レンタル補聴器がお客様のお手元に届くまで、1日~長い場合5日かかってしまうこともございます。

ご購入を検討されてのレンタルご利用の際は、補聴器を装用から1週間くらいでお使いになった感想をお聞きし、音の調整をしても良いでしょう。補聴器は『音を作り上げていくもの』ですから、借りっぱなしにしないことをおすすめいたします。

【メリット】

  • 試してみたい補聴器をレンタルできる
  • 既製であれば耳あな型補聴器も選べる
  • メガネのイタガキ全店でお受け取り可能

 

【デメリット】

  • オーダーメイド耳あな型補聴器は試せない
  • 申込からレンタル開始まで時間がかかる

 

 

 

最後に・・・

 

さて、いかがでしたか?

 

補聴器のレンタルを上手に活用して、ご自身に合った納得の補聴器選びをしてみませんか。このコラムを参考に、ぜひ、お近くのメガネ・補聴器の板垣でお気軽にご相談くださいませ。

 

スタッフ一同「もっともっと補聴器を身近なものに」を合言葉に、親身になってご相談承ります。