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2023.05.16

最先端の半導体レーザー技術が低視力の方の視覚を支援

低視力(ロービジョン)とは、白内障や極度の屈折異常などの要因により見る機能が極めて弱く、メガネやコンタクトレンズでの視力矯正が困難なことです。

視力低下による見えにくさだけでなく、視野の欠損で視界の一部がぼやけてしまうなど見え方も様々で、その方の生活スタイルにより不自由な場面もそれぞれです。

不自由さに合わせて、補助道具として『ルーペ』や『拡大読書器』などの視覚支援ツールは低視力の方の生活のサポートになっています。

今回は、最先端の技術で開発されたまったく新しい視覚補正具をご紹介します。

日常生活に大きな不安を感じている低視力(ロービジョン)の方たち

「ロービジョン(社会的弱視)」とは、白内障や極度の屈折異常など、目の疾患により見る機能が極めて弱く、メガネやコンタクトレンズでは視力矯正が困難な方たちのことです。

低視力(ロービジョン)とは…?

多くの方は、近視や遠視、乱視などがあっても、メガネやコンタクトレンズを使用することで、日常生活に困らない程度に視力を矯正できます。

ですが、「見る機能が著しく低下している」と眼科専門医が判断された低視力の状態になると、メガネ等を使った視力矯正はかなり難しくなってしまいます。

 

低視力は、強度の近視や遠視、乱視などの屈折異常、水晶体が混濁する白内障、 網膜疾患の加齢黄斑変性や緑内障など様々な原因によって起こります。

屈折異常のように遠くや近くが見えないこともありますし、視界の一部がぼやける、見えない、徐々に視野が狭まってくるということもあります。その方の疾患によって見え方もさまざまです。

 

低視力(ロービジョン)の方は、国内で約150 万人、全世界では約2億5千万人にものぼるといわれています(日本眼科学会調べ、WHO 統計など)。

今日も、そしてこれからも高齢化が進むに従って、ロービジョンの方の数はさらに増えて いくと考えられています。

視力補助の道具

低視力(ロービジョン)の人たちに対しては、残っている視力を効率的に使用するための補助として、ルーペや拡大読書器、単眼鏡などの視覚支援ツールが開発され利用されています。

これらの器具を使うことで文字が読めたり書けたとしても、目の前の人の顔や表情までは見えないということもでてきます。

 

見えないという不安を持ち、生活していく上では数々の不便を強いられてしまいます。

最先端の半導体レーザー技術が、視覚補正具として登場

光を自在に操る技術を駆使して、低視力(ロービジョン)の方の生活の質を高めたい…そんな思いから生まれた製品があります。

ヒトはどのようにしてモノが見えるのでしょうか?

ヒトの視覚は、外から入ってきた光が目の中の「角膜」を通り、「水晶体」というレンズの厚みを変えることでピントを調節し、「網膜」で像を結びます。

 

そうして映し出された像が、視神経を通じて「脳」へと送られます。

 

そして脳が色や形や大きさなどを判断して「見える」ということになります。

 

ところが、角膜や水晶体といった「前眼部」と呼ばれているところに病変や屈折異常があると、網膜でうまく像を結ぶことができません。ですから、脳に正しい情報が伝わらないわけですね。

RETISSA DisplayⅡ(レティッサディスプレイⅡ)

そこで、前眼部の不具合による低視力の方々に向けて、最新の半導体レーザーの研究開発を進める上で開発されたのが、網膜に直接画像を映し出すアイウェア「RETISSA DisplayⅡ(レティッサディスプレイⅡ)」です。※低視力(ロービジョン)の方すべてに対応しているものではありませんのでご注意ください。

RETISSA Display II(レティッサディスプレイⅡ)

ものすごく簡単に言うと、メガネに超小型のプロジェクターがついていて、スマホなどに接続した映像を網膜に直接投影して脳に伝える、といったらよいでしょうか(ものすごく簡単に言うと…です)。

 

 

開発したのは、「株式会社QDレーザ」という会社です。この会社のもつ先進的半導体レーザー技術を応用し、「RETISSA DisplayⅡ(レティッサディスプレイⅡ)」を開発しました。

 

この一般的なメガネとさほど変わらない大きさの「RETISSA DisplayⅡ(レティッサディスプレイⅡ)」を装着すると、メガネやコンタクトでは見えにくかった世界が、くっきりと見えるようになる可能性が高まります。

 

このことは、両目ともに視力が低下した方にとっては、まさに画期的なことなのです。

 

RETISSA DisplayⅡ(レティッサディスプレイⅡ)の体験について

レティッサディスプレイⅡは、メガネのイタガキで取扱いをしていますので、体感や見え方の確認をすることができます。

 

予約制になりますので、ご来店前に下記の『お問合せフォーム』よりご連絡ください。

 

ご来店日時や店舗のご相談を承ります。