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2022.01.17

盲学校への『暗所視支援眼鏡』の寄付プロジェクトを支援

2021年10月から行われた、社会福祉法人 日本ライトハウス主催 のプロジェクト「 盲学校の生徒に星空を2021 ~暗闇で見える暗所視支援眼鏡を届けたい~」 に 賛同 し、クラウドファンディングを通じプロジェクト成立の支援を行いました 。

このプロジェクトはクラウドファンディングにて成立し、この度、寄贈先としてエントリーしていた群馬県立盲学校に「 暗所視支援眼鏡 HOYA MW 10 Hi KARI (ひかり) 」 を1台寄贈することとなり、数多くいる支援者の代表として贈呈式に参加してきました 。

(画像【左】Vixion株式会社 大嶽様、【中央】メガネのイタガキ 板垣、【右】群馬県立盲学校 校長 新井様 )

CFプロジェクト『盲学校の生徒に星空を"2021"。暗所視支援眼鏡を届けたい!』

このプロジェクトで実現できること

夜盲と呼ばれる眼症状は、昼間は見えていても、暗くなってくると見えにくくなるという症状です。先天性というケースが多く、夜空に輝く月や星、夜景でさえも見たことのないお子さまが多数います。季節によっては日が短くなって暗くなるのが早くなりますので、この症状のために、クラブ活動や夜間の集まりには参加できなかったり、水族館やプラネタリウムなどは館内が暗いので充分に見学することができないなど…、やりたい事を諦めてしまう、行ってみたい所へ行くのをためらうなど行動が大きく制約されてしまいます。

 

この暗所視支援眼鏡『HOYA MW10 HiKARI』を装用すれば、上記の行動の制約が大きく改善され、QOLの向上につながります。さらに、新モデルから標準搭載となったリモートチャット機能を利用することで、外出した際、道案内や文字の代読をしてもらうことが可能になります。

 

本年のこのプロジェクトでは、この新モデルの寄贈を予定しております。

出典:READYFOR『盲学校の生徒に星空を"2021"。暗所視支援眼鏡を届けたい!』

夢に向かって進む生徒たちに MW10を届けて「見える喜び」を贈りたい

MW10は視覚障害の身体障害者手帳を所持している方向けに開発された福祉用具です。福祉用具「日常生活用具」給付対象としても、行政に徐々に認められ始め、2021 年 8 月現在では、全国53都市の自治体において助成が受けられるようになりました。しかし、教育現場におけるMW10の活用や導入を検討するために盲学校が独自予算で MW10を購入するのは、難しいのが現状です。

 

この寄贈を通して、盲学校などでの導入のきっかけになることを切に願っております。全国に盲学校はまだまだ沢山あります。新型コロナウィルスの感染拡大の収束が見えなず大変な時ですが、そんな時だからこそ、盲学校のみなさまからご要望の声を今年もいただき、引き続き第三回を実施したいと思います。

 

自分の力で、自分の目で、MW10を使って、目標や夢に向かって進んでいく、これから社会に出る生徒さんたちを応援したい!そんな想いを実現するために、ぜひ私たちに力をお貸しください。

 

出典:READYFOR『盲学校の生徒に星空を"2021"。暗所視支援眼鏡を届けたい!』

暗所視支援眼鏡とは

寄贈した『暗所視支援眼鏡 HOYA MW10 HiKARI』

MW10は、暗い場所や夜間の環境下で見えにくい方、困っている方に、より明るい視界を提供することを目的として開発された眼鏡型の電子機器です。

 

目の高さ中央に高感度カメラがセットされていて、暗い場所のわずかな光を増幅させた像をリアルタイムで、目の前のディスプレイに投影させます。よく知られる暗視カメラと呼ばれるものは、赤外線を使った白黒やモノトーンの映像がほとんどですが、この眼鏡はまったく仕組みが異なり、カラーで鮮やかな映像が再現されます。暗い場所が明るく、鮮明に見えるのが特徴です。

 

また、ハイコントラスト、白黒反転などもできるので、体調に応じて色調を調節することが可能です。レンズは交換式となっており、広角カメラレンズを付け替えることができ、視野が狭くなってしまっている視野狭窄の方にも、広い視界を提供することができます。中心視野があり、昼間は見えているけれども、夕刻以降に見えづらくなる方(夜盲症の方)にも MW10は有効と思われ、より明るい視界を提供できます。

 

出典:READYFOR『盲学校の生徒に星空を"2021"。暗所視支援眼鏡を届けたい!』

 

 

暗所視支援眼鏡 HOYA MW10 HiKARI 取扱店舗

 

暗所視支援眼鏡 HOYA MW10 HiKARIは、メガネのイタガキで取扱いをしていますので、体感することができます。

予約制になりますので、ご来店前に取扱店舗までご連絡ください。

 

 

■ メガネのイタガキ 高崎本店

(高崎環状線沿い 旧グランドパティオ並び)

営業時間:10:00 ~ 19:00 (年中無休)

TEL:027-350-1300

 

 

■ メガネのイタガキ グランド伊勢崎店

(伊勢崎オートレース場近く 宮子町ベイシア西部モールとなり)

営業時間:10:00 ~ 19:00 (年中無休)

TEL:0270-20-1500

 

 

■ メガネのイタガキ 深谷上柴店

(日赤通り沿い、アリオ深谷 近く、ケンタッキー隣)

営業時間:10:00 ~ 19:00 (年中無休)

TEL:048-577-4874

※深谷市では「暗所視支援眼鏡」は、日常生活用具給付事業の対象品目です。

各種メディアで紹介されました

群馬テレビ

暗闇でも見えやすいメガネを県立盲学校に寄贈 CFを支援(22/01/17)

2022年1月17日(月) 18:00~

「ニュース Just6」

2022年1月17日(月) 20:00~

「ニュース eye8」

上毛新聞

上毛新聞 2022年1月18日掲載号より抜粋

(以下)記事内容

県立盲学校に暗所視支援眼鏡

社福法人がCFで寄付

【前橋】視覚障害者支援する社会福祉法人日本ライトハウス(大阪市、橋本照夫理事長)は17日、前橋市の県立盲学校(新井啓校長)に、暗いところや夜間に目が見えにくくなる夜盲症などに対応した「暗所視支援眼鏡」1台を贈った。

同校で贈呈式を行い、同法人のプロジェクト「盲学校の生徒に星空を 2021」を支援した眼鏡や補聴器を販売する板垣(伊勢崎市)の板垣雅直社長。同眼鏡の開発、製造などを行うViXion(東京都、石塚隆之社長)の大嶽泰久シニア・アドバイザーらが訪れた。

新井校長は「一人一人の児童生徒の学習や生活の充実に向け、活用していきたい」と感謝した。

同眼鏡の中央に搭載された低照度高感度カメラが暗い場所のわずかな光を増幅させて映し出す。映像の拡大縮小といった調節も可能で暗い場所が見えやすくなり、活動時間や場所の幅を広げることなどに役立つ。

寄付は2019年度から始まり今回で3年目。クラウドファンディングで寄贈費用を募った。同校を含め、全国9校に同眼鏡を贈った。

 

日本経済新聞

日本経済新聞 2022年1月19日掲載号(北関東経済面)より抜粋

(以下)記事内容

暗闇でも見えやすい眼鏡

群馬の盲学校に寄贈

視覚障害者支援の支援などを行う社会福祉法人日本ライトハウス(大阪市)は、生活や学習に役立ててもらうため、かけると暗闇でも見えるようになる「暗所視支援眼鏡」1台を群馬県立盲学校に寄贈した。

クラウドファンディング(CF)で資金調達し、同校を含め全国9校の特別支援学校や盲学校に贈呈した。

日本ライトハウスによる同趣旨のCFはこれが3回目。今回は317万8000円の寄付が集まった。北関東を中心に37店の眼鏡店を展開する板垣(群馬県伊勢崎市)もプロジェクトに賛同し、寄付した。

17日に同校で開かれた贈呈式で、新井啓校長は「生活上、学習上の困難を変えていく助けとなる」と感謝した。

暗所視支援眼鏡は中央部に好感度の小型カメラを搭載している。撮影した映像のわずかな光を増幅させて、明るくカラーに、かつリアルタイムで左右のディスプレーに投影する。これによって、弱視の人や暗い場所で物がよく見えない夜盲症の人などでも、暗所で周りの状況を確認することができる。視野狭窄(しやきょうさく)の人がかければ、広い視野を確保することができる。

 

日本経済新聞デジタル